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□9.もう言葉さえも要らない
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なにより態度で示して欲しい
そんな時も ある
もう言葉さえも要らない
本当なら今頃、2人でこの場にいる筈だったんだ。
久々に与えられた休日を一緒に過ごそうと言って来たのは向こうの方で。
出掛けるのも何だか気が進まないので取りあえずアイツが家に来る事になった。
けれど。
ザー…‥
窓の外は生憎の土砂降り。
かなり大量の、それこそ下手をすれば洪水に成りかねない程の勢いで降って来る雨が窓に当たって音を鳴らす。
『今日は外へ出ない方がよいでしょう』
天気予報士がテレビの中から告げてくる残酷な言葉に、ナルトはがっくりと肩を落とした。