⊂day-to-day⊃
□ Backyard 1
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No.131
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⊂ backyard ⊃
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BE A REAL
LIVE HERO.
and
GO ON
THE BEAM.
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“取材スタッフが
以前から
徹底マーク
していた人物”
ニュースで犯罪者が捕まったとき犯人の映像と一緒にたまに流れる言葉だけど｡
もしもそのマークしてたターゲットがね､ 情報屋の見込み違いでニュースにする程もない大したターゲットじゃなかったとする｡ その時ってどうなるんだろう｡ 徹底マークって言うより取材スタッフ総出でストークしてんのと同じなんじゃないだろうか｡ ってねちょっと思った｡ 反対に集団で追い回されたその人はストーク被害者になっちゃうんじゃないんだろうか､ と｡
わたしは都内の警察署の前で２〜３台のカメラを携えた取材陣から取り囲まれた事がある｡ 警察署内に入る時と､ 帰る時にも出待ちをされて｡ 一緒に居た署の女の人は「人違いですよ♪」といかにも楽しそうに笑って言ってたけど､ わたしはぜーんぜん楽しくなかったんだ｡
他の刑事サンなら知ってるかと思って何人かに「誰と間違われてるの? 」って聞いたけど教えてくれなかった｡ 笑ってた｡ 「知らないうちにあなたスゴイ有名人になってたりしてね」｡ 冗談じゃないっての｡ 取材カメラが狙っていたのは何の事件の被害者なのか加害者なのか､ 勝手に人違いでクルーに追い回されて､ 思いっきりレンズ向けられてる被写体が一体何の取材かも教えてもらえないなんて｡
TVでカメラを持った取材陣が誰かに殺到するシーンを見ると必ずその時の不快感を思い出す｡ その日は秋でよく晴れててレンズがギラっと反射してて､ カメラを除いてない方の片目が生きてる人間っぽくなかったなーって｡ あの日わたしを追い回していた取材の人達は今日も今もまた何か犯罪事件を追って重い機材を担いで忙しく走り回ってるんだろう｡ コンビニサンドイッチとかインスタントのお味噌汁とか食べながら｡ わたしなんかにどーこー言われたかナイとは思うんだケド､ どうか犯罪のニオイを嗅ぎ間違えないで｡ 人の“思い”を好奇心で忘れちゃわないでいてください｡
¨
Jan.27th '06