⊂murmur&more⊃

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#017…1




  #017
  /ヤマザキ
  :censor

 


  セ ン サ ー










Y:ワッツァー

O:ワツァ
 本日は栄え有る
 真選組1軍
 レギュラーに
 合格した優秀な…
 チンピラの皆様に

Y:チンピ言うな
 今日から一緒に働く
 可愛い後輩達に

 まぁ確かにネ
 制服はこの後
 配布するんで
 未だ皆サン
 私服ですからネ、
 ちょっとあんまり
 警官っぽく見えな…

O:みんな倶利伽羅紋々
 (クリカラモンモン)が
 超クールだよね

Y:バカ
 和柄タトゥの
 話は振るな
 見えてねぇ振りしろ

 では、 今から
 警察組織のセリエA
“武装警察真選組”の
 隊士として新たに
 歩み出す皆サンに
 基本的公約事項等の
 講習を始めます
 講師は監察を
 代表しまして
 私、 山崎と

O:第一隊隊長、 兼
 局次長の沖田です




 「 ハィ駄目ー 」




低い声が響く。
腕組みして煙草喰わえた儘一人掛けの椅子にドカッと寛 (クツロ)ぐ彼は、 いつにも増して偉そう、 否怖そう。


「幼気な新入生が
 戸惑う様な事ぁ
 言うんじゃねえ。
 『兼、 局次長』
 取る詰めで沖田の
 台詞からスタート」



今、 “湯槽で喰って良いのはクーリッシュかパピコだけって誰が決めたんズ”略して湯クッピーズは明朝に迫った新入隊士説明会に向けて、 副長から最後の検閲を受けている。

早く此の難攻土方城を落とさないと、 再び前回みたいに夜通し台本(ホン)を直し覚え直して、 徹夜明け独特のあのハイテンションで本番突入になってしまう…脱力感がウリの湯ピーとしてはソレだけは避けたい。



おぃパピコ弐号
センサーに
引っ掛かりそうな
アドリブは
生本番迄とっとけ


「…承知」


沖田も真剣だ
今回で決めるぜ
見とけ副長



あ、 じゃ
俺の振りから
行きます






Y:私、 監察を
 代表しまして山崎と

O:第一隊隊長沖田です
 
Y+O:舐メンナ

Y:ハィ先ず手元の
 砥ノ粉(トノコ)色の
 書類見て下さい
 判りますか
 相方の髪の毛
 みたいな色のですよ

O:そー
 ミルキーウンチ色の

Y:自分でゆーか





 「止め、 下劣」




「下ネタ不可って
 言っといたよな」

「H話もゲロ話も
 してねぇだろィ」

「糞尿ネタは
 下の王道だろが」

「なーパピ壱
 土方さんがなんか
 言ってるぜィ」



耐えるんだ今は!
土方ディレクターに
へつらえ今は!


「‥…承知…」


な!
いじゃけんな
パピ弐!
今回は
日付変更しねえ内に
なんとか宿敵
土方センサー
突破しようぜ!








「センサー…


 破壊しちまった方が
 早くねェ?」







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