拍手で使用した小説
□ストーカー
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。
彼を愛しては、いません
好意を抱いたことはありますが、あくまで友人としてです
何故彼が私に――――――
私にあんなことをしたのかは…
見当が、つかないんです
嘘だ
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ
俺たちは好き合ってた
抱き締めれば抱き締め返してくれた
あの頃をあの日をあの瞬間を
君は、忘れたとでもいうのか?
本当です
彼は私を…
いやだ
その先は聞きたくない
…無理矢理、に
言わないで
無理矢理、彼は私を…
そう言って泣き崩れた君の横には、真田
おかしいな
本当はその横に俺がいるはずなのに
そう思って彼女を見つめれば返ってくる視線
その視線は、恋人に向けるべきものではなくて
彼女の表情に喜色の色が浮かんだのは、俺が実刑判決を宣告されてからだった
。