拍手で使用した小説

□もっと命令して下さいな
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滅多に座れない社長の椅子。
それが今だけとは言え、私の物。


「ふっかふかだねー」

「ああ」

「やっぱりお尻が疲れないために?」

「ああ」

「モクバ君もう帰ってきた?」

「ああ」


・・・本当に聞いてる?
アイマスクを掛けてソファに全身を委ねている海馬に問いただしたくなる。
疲れてるのは分かるから、そんなこと言わないけど

つか、そしたら私邪魔じゃないか?!
「ああ」という返事を覚悟で、海馬に問う


「・・・帰ったほういい?」

「いや、まだ帰るな」


そのふかふかの椅子に居ろ、と嬉しい社長命令を下された








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