YU-GI-OH!

□マンネリ
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マンネリ化してきたかな、なんて
キスのあとに胸に手を這わせてきた瀬人を目にして、思った

そりゃ1年ぶりとかならこんなこと思わないんだろうけどさ
だんだんセックスまでの過程が把握できてくると、わがままになるんだろうね

綺麗な顔してるし
なんだかんだ言って優しいし
これ以上私は何を求めてんだ、この人に

だいたい、コトの最中にこんな事を考えちゃうことからしてダメなのかもしれない



「おい」



「ん?」



私を現実に引き戻す、瀬人の声
頼むから、顔を近づけないでほしい
恥ずかしいっての



「なに、どうしたの?」



顔を少し離して、瀬人に問う
瀬人の手は、私の胸をまだまさぐってる



「やりたいことがあるんだが」



・・・なんだろう、私の心を読んでるのかも、この人



「なにするの?」



ローターはこないだ使ったから今度はバイブかな〜なんて、思ってしまう
はしたないね、私

瀬人はわたしから手を離して、ベッドサイドのアイマスクを手にした



「目、つぶれ」



あー、ソッチかーなんて思って、特に驚きもせず。
私は素直に目をつぶる
やっぱりマンネリには刺激が必要だろうしなぁ

私はアイマスクを付けられて、視界はまっくら
瀬人の姿は当然見えない



なんか、コレいいかも



少々Mっ気のある私は(瀬人もそれを知ってるのでたまに私をからかう)、このお遊びを気に入ってしまった
そんな感情が瀬人にも伝わったのか



「足りなかったら手も縛るか?」



だから瀬人大好き!私の好み知ってるね!



「ああ、でも縛るものが無いな」



落胆してしまった。私ってなんて正直・・・





目隠し以外はいつもの瀬人の手順で、私もちょっと馴れてきたときだった


グヌ、と入ってくる、ソレ



「ちょ・・・瀬人!なになにっ」



「なにって、指だが」



本当に不思議そうに答えるから、あわててアイマスクを取って確認した
やっぱり縛っておくべきだったな、と呟く瀬人
口を動かしつつ指も動かすこの男は、本当に器用だ
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