・小説

□叫
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「笑っ、て下さ……い…笑って…僕を見てぇ!!」





なぜ大人しく殺された?!




何故あんなに静かに笑っていた?





しゃがみ込み……ただ愛しい人にすがりつく。





狂ったように叫び。




涙で歪んだ視界で、手探りに彼の綺麗な顔にふれ………





初めて、僕から彼に口付けした。





まだ温かいのに―…。




温かいのに。






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