戯言SS.s

□ぷろぽーず?
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くその変わりにほーや、へーと言った言葉が聞こえて来た。
その次には返事が帰って来た。
『なら今日の深夜からは暇か?』
それは飲み明かす気がまんまんに聞こえた。
「…えぇ、まぁ」
怖くて反論は言えなかった。
ぼくって本当に弱いな…
『おーう、んじゃ今からメール送るからな、いい加減メールに慣れろよいーたん』
ぼくはメールが大の苦手だった。
いや、パソコンならできるのだけれど…
しばらく…待つ間もなく速攻でメールが送られて来た。
流石人類最強。
メールの早さも迅速だ。
今夜八時に京都駅地獄階段前に集合。
だそうだ。

1

午後八時。
ここまで来るのに結構苦労した。
何故みんなして明日に限る…

ケース1闇口崩子。
「戯言遣いのお兄ちゃん」
後ろを振り向くと崩子ちゃんがいた。
「あの、明日買い物に付き合っていただけませんか?」
もちろん…明日は先客がいることを丁重に伝えその場を後にした。
ケース2浅野みいこ
「お、いの字でかけか?」
「あ、はい。みいこさんはバイトですか?」
「あぁ…いましがたクビになった…」
いい加減定職探した方がいい…などとは言えない。
「ところでいの字、明日は暇か?
裏庭の倉庫を整理しようと思うのだが…」
「あー明日ですか…」
「うむ」
「明日はですね…」
と一連のことを話す。
「そうか、頑張れよ」
何を頑張ればいいのだろうか?

ケース3隼荒唐丸
「筋トレにつきあえ」
「嫌です」

ケース4七々見奈波
「…」
「……」
「あたしの名前は―」
そして今駅前地獄階段前。
「よう、いーたん」
「あ、どうも」
「まぁとりあえず立ち話もなんだしそこの居酒屋はいるか」
と言う感じであきらかにぼくのような貧乏人はお呼びではないようなバーに入った。
「んー何飲むいーたん」
「まかせますよ哀川さん」
「また名字で呼
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