トランスフォーマー
□信念
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「何故、逃げなかった??下手したら、死んでいたんだぞ?!」
今アオイはレノックスにお叱りを受けていた。
逃げずにたった1人でロボットに立ち向かったこと。
レノックスはそれを怒っている。
「戦う力があるのに、戦わないのは逃げだと思ったからです。私には戦う力があった。なので戦いました。」
アオイは目を逸らさずに、そう答えた。
「…その考えは身を滅ぼすぞ。」
レノックスはアオイを睨みつけるように言う。
「それでも…誰かを守れれば本望ですよ。」
アオイはフッと笑い、敬礼してその場から去った。
アオイの後ろ姿を見ながら、レノックスに近付く影がひとつ。
エップス軍曹だ。
「今後はアオイが単独行動をしないよう、見張っていなきゃなー」
エップスが言う。
「ああ…頭が痛いよ。」
レノックスが頭を押さえた。