◇変化の書2◇

□e純真と邪心
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「…キバ……キバどぉしよ…」


「……ん〜…」


朝。

窓の外ではチュンチュンと小鳥が囀っている。


そんな中布団に包まる様に眠るキバをユサユサと揺り起こすシカマル。

低血圧気味なシカマルからの朝第一声はかなり珍しい事。

いつもよりやや高めなシカマルの声に、起き上がってギュッと抱き締めたいのは山々だが、昨日の晩に頑張りすぎてなかなか目覚める事が出来ないキバなのだ。


何を頑張ったかは皆様の御想像通り。


昨日から両親不在のシカマル宅に転がり込み、むしろ強引に朝までベッドで暴れまくっていた(苦笑ι)



で、疲れ切った朝。

まぁいつもなら昼過ぎまで寝て……キバの方が夢の世界から帰って来ないシカマルを無理矢理現実へと連れ戻す役目なのだが……


「…おきろよぉキバぁ……」

「……もちっと寝かせてシカちゃん…」


「…オレ小っさくなっちまったキバ……」


「…ん〜……そりゃさぞかし可愛いだろーな…」


目を瞑りながらニヤけるキバにいい加減シカマルキレたご様子。


 
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