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□思わぬ再開
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穢土転生の術……
死者を蘇えらせる術……
嫌な予感はしてたんだ。
案の定死んだアンタは蘇って俺達の前に現れて。
目の前のアンタはまるで生きている様だった。
ただ一つ違うのは敵である事……
もう一度アンタの死に目に逢わせるなんて神様はなんて残酷なんだろう。
それでも別れの決意は崩れる事なく俺の中にあって。
迷いはなかった。
時の止まったアンタの手の内はわかってる。
俺達は成長してる……
アンタをやれる策はある。
術と術がぶつかり…チョウジの覚醒でアスマを追い詰める。
アンタはまだ動くその口で、俺達の事ばっかで自分の子供の事すら聞いてこない。
伝えたい言葉はないのか?
もう次はないかも知れないのに……
《まさに完璧な猪鹿蝶だった》
俺達に任せてくれたアンタの想いに応える為に師を乗り越えて未来に進む。
最後の言葉はもういらない。
遮った言葉の涙で胸を満たしながら俺は前に進んでいく。
未来を担う子供達を護る為に…。
2012.10.23.