小説 リレー

□第三話 現状把握
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担当…なつ

「あのさぁ…とにかく、状況を説明して欲しいんですが…。」
私はさっきから突っ立っている男の子に言った。(あっ、浮いてて立ってはないんだったか。)
「あ?ああ、そうか。でもよぉ、こういう場合、先にお前達の自己紹介しろよ。」
そうだった…って、なんか忘れてると思ったら…。
「沙耶華〜。いい加減来てよ〜。」
「あ、ごめ〜ん。つい…。」
全く……。この面では私も方が大人。一緒に来た女の子も、男の子と同じで、浮いている。
「そっちの自己紹介は済んだの?」
「あ、まだだよ。この状況もわからないけど、急にこの子が[遊ぼう!]っていってきたから……。」
「だって、遊び相手がいなくて暇だったんだもの。」
その女の子が言った。あ、忘れるところだった…自己紹介っと。
「私、山下美波。14歳。もちろん女。」
「私は青島沙耶華。同じく14歳で女。」
続いて、そっちの自己紹介。
「俺は天国。天国って書いて、[あまくに]って読む。せいはない。」
「えっ?」
頭の悪い私は、一つの疑問。
「せいがない?男の子に見えるんだけど…。」
「はぁ?お前は…これだから馬鹿は嫌いだぜ。」
「何よ、それぇ!」
こいつ、初対面で…っ。本当のことだけどさぁ…。
「せいっていっても、性別じゃねぇよ。名字もせいって言うだろ?漢字一字で姓ってよ。」
なぁんだ。そういえばわかったのに。
「私、シュナ・マリー・ルナムル。この世界の巫女なの。」
「えっ?巫女さん??」
二人でそろっちゃった…。名前がわかりずらい…。シュナ……。
「シュナ・マリー・ルナムル。覚えました?シュナでいいですけど。」
その子はゆっくりといってくれた。シュナちゃんでいいや!
「ん?お〜い!天国!そいつらだれだよ?ほら、お前も一緒にこいよ!」
「なんだよ、俺も行くのかよ…。」
「いいからこいって!」

どこからか声がする……誰??

(ごめんなさい!長くなっちゃいそうです!次ページへどうぞ!)
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