【REBORN!】

□halcyon days.
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【halcyon days.】



ぴちちち、ぴち…


「恭弥。恭弥ってば!クフフ…全く、くすぐったいですよ?」

『…………。』

「恭〜弥、愛してますvV(チュッ)」

『(…ぴき…)ねぇ。そろそろ咬み殺していい?』

「えっ」

『なに勝手に、人の名前付けてるの』

彼はそう言って、鳥と戯れてる僕を睨みつけた。
――ここは、並盛中の応接室。つまり、彼の巣のようなものだ。…いや、違うな。さしずめ・僕と恭弥の愛の巣、ってところでしょうか?クフフフフ…

『…。不愉快な事、考えないでくれる?』

僕がそんな事を考えていると、まるで心の中を読んだかのように恭弥がそんな事を言ってきた。

「…というか…その鳥、元はバーズのでしょう?実は“恭弥”って名前だったんですよ」

もちろん、嘘ですけど。

にっこり笑いながら“恭弥”にキスをすると、正面からトンファーが飛んできた。

『ウザい』

「酷いですよ。…じゃあ…この鳥、“骸”って名前にしましょうか?――毎日、貴方がキスをしてくれないと死んでしまいます」

僕はそう言いながら、正面に居る恭弥の腕を引っ張った。

『じゃあ死ねば?…んっ…』

同時に、塞ぐ唇。
彼は思いきり僕の肩を押し返したが、差し込んだ舌を拒む事はしなかった。




――こんな穏やかな時が、いつまでも続けばいい――



そんな、らしくもない事を思った。





『それにしても…暇だよね。何でいつも来るの』

ボソリと“別に頼んでもないのに”と付け加えられる。

…おや、随分と迷惑そうな顔ですね。
結構ショックですよ。

「“恭弥”に会いに来てるんです。鳥の方の」

『……ふぅん』

すると恭弥は、微かに不機嫌そうに顔を顰めた。

「おや…?」

『なに』

「…いいえ♪」

もしかして…鳥なんかに、妬いてくれてるんでしょうか?

自然と、顔が綻ぶ。



「恭弥」

『……!』

そして、もう1度キス。







だって僕は、恭弥とキスをしないと死んでしまうから……


なんて、ね。






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