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□『君の名前』
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君の第一印象は……

「ニノみたい」

色白で、肌がふわふわしてそうで。

2回目に会った時は…

「翔ちゃんみたい」

頭の回転が早くて、物知りで。

3回目に見かけた時は…

「松潤みたい」

ちゃんと自分の意見をはっきり言って、
すごい真剣な目ぇしてて。

今日会って…

「相葉ちゃんみたい」

お酒の入った君は、的外れの答えをしてみんなに総ツッコミされていて。

「ふふっ。」

「?」

「あ、ごめん。なんか、嵐みたいだなーって思ってさ。」

「え?嵐…ですか?それは、大野さんの嵐?お天気の嵐?」

君は少し茶色がかった大きな瞳で俺を見る。

「俺の嵐じゃないけど、そっちの嵐。」

「くすっ。なんかよくわかりませんけど、そっちの嵐なら、喜んでいいんですよね?嵐みたいっていうの。」

人懐っこい可愛い笑顔を向けられる。

君には、俺みたいなところもあるのかな?

ニノみたいに
翔ちゃんみたいに
松潤みたいに
相葉ちゃんみたいに

一緒にいたら、落ち着く存在なのかな?

嵐みたいに

大切な存在になるのかな?

今はよくわかんないけど、
君を知りたい気持ちが強くなる。

だから、まずは聞いてしまおう。

「ねぇ、君の名前、教えてくれない?」


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