本棚T

□もうすぐ七夕。
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今回はちょっと趣向がかわっております。
お詫び申し上げます。
では…。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー


はい、どうも二宮です。
今、ここ、嵐の楽屋では、最近彼女のできたうちの天然…あ、緑のほうね?
その緑の天然が、なにやら翔さんとお話し中…

「相葉さん、何か浮かれ気味だねぇ。」

「あ!わかる?実はね〜。」

「その話、長くなる?」

「ちょっ!翔ちゃんまで冷たいなぁ。ねぇ、聞いてよ〜。」

「はいはい、わかったよ。聞くよ。」

「実はね、彼女がさ、今日ご飯作ってくれるって言うんだよね〜。」

「……。」

翔さん、顔、顔!こえーよ。
軽く目配せすると、翔さん、取り敢えず笑顔で話し出す。

「よかったじゃん。初手料理だ。」

「うんうん。」

相葉さん嬉しそう。やっぱ犬だね。
シッポ振ってんの見えそう。
そりゃ、音ゲーで犬にされるわけだわ。

そんな相葉さんに…
あ、翔さんの顔が変わった…

「相葉さん、もうすぐ七夕だけどさ、織姫と彦星が年に一回しか会えなくなった理由知ってる?」

「なになに?知らない知らない。」

「じゃあ、教えてあげる。」

「うん。」

あらら、相葉さん、翔さんの向かいに座っちゃってさ。もう、あれだね、ほら、絵本読んでもらう幼稚園児。

「牛飼いの彦星と、はた織りの織姫はさ、親からの反対もありつつ、何とか付き合い始めるんだよ。」

「うんうん。」

「付き合いはじめってさ、やっぱり毎日会いたいなとか思うでしょ?二人もそうだったわけ。でもさ、その気持ちが強すぎて、仕事中も浮わついてて、さらに我慢できなくなって仕事が疎かになるわけよ。」

「…うん。」

「その結果、彦星の飼ってた牛は弱っていって、織姫もはたを織らなくなるの。そしたら、もともと反対してた親は激怒だよね。で、ちゃんと仕事してから恋愛しろ!って感じで、大きな天の川を挟んで二人を離ればなれにしたわけ。」

「…。」

「まぁ、でも、親も自分の子が悲しむ姿は見たくないからって、1年に1度、七夕の日に二人が逢えるようにしてくれたって話なんだよ。」

「………。」

「?相葉さん?どした?」

あら?相葉さん固まってる?

「翔ちゃん!!俺、仕事頑張るから!!」

「あぁ、うん、頑張って、うん。」

「よーし!!働くぞ!」

あーぁ、相葉さんスゴい勢いで楽屋から出ていっちゃったよ。

「相葉さんの素直さに俺は心が痛むね。」

「もう、ニノも翔くんもやめてくれよ〜。俺、笑いこらえるの必死だったんだから。」

シレーっと雑誌眺めてたJの肩が震えてたの、ワタクシも確認させていただきました。

「……俺も、仕事頑張ろっと。」

と、楽屋を出る大野さん。

大野さん、起きてたんですね。
ってか、あなたも相葉さんレベルですか…

「………みんな、頑張ろうよ。俺、嵐好きだよ?」

Jの言葉に、頷く翔さんと俺。

七夕、晴れるといいね。


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