小説

□体の調子はいかがですか?
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「あ〜疲れた」
そういうとDTOは自分のいすに倒れこむ
「大丈夫ですか?DTO先生」
「ハジメか・・・・・」
心配そうにハジメが覗き込んでいた


今日は朝から体調が悪い
頭は痛いだるいだが熱はない
熱がないのに学校を休むわけにもいかず今すべての授業を終わらしてきたところだった
「DTO先生本当に大丈夫ですか?」
「だるい、頭痛い、気持ち悪い」
そんなふうに言っていると職員室の扉が開いた
「DTO〜元気か〜?」
「リュータ、先生をつけろ」
入ってきたのはリュータとサイバーとハヤト、
リュータとサイバーは俺のクラス高校2−Dの生徒だ
ハヤトは中学3−Bハジメのクラスだが・・・
「お前ら何のようだ?」
「ひっで〜DTOが体調悪そうだったから来てやったんじゃねぇか」
「そうだそうだ、せっかくりんごとかも持ってきたのになぁリュータ」
そういわれながらりんごとかが入っているかごを渡された
持って来てくれたのはうれしいが気分が悪くて食えそうもない
「ハヤトはこの2人の付き添い?」
「はい、この2人だと植木鉢の花とかゆりを買ってきそうだったので」
確かに縁起の悪いものを買ってきそうだ、だがこのかごの中には校庭で採ってきたような花が入ってるんですけどもしもしハヤトさん?
「あ〜お前ら、来てくれたのはうれしいがちょっと静かにしてくれあたまいてぇんだ」
はーいというと比較的静かになった
「あ〜なんでこんなに体調悪いんだろ」
「さぁ?何の病気でしょうかもう一回熱はかります?」
そう言われてハジメからもらった体温計を脇に挟む
「ハジメ、そんなにDTOのこと心配しなくていいぜ?」
エイトが来た
「エイト、でもやっぱ心配じゃんか」
「大体そんなんになるんだったら無理して学校に来なくてもよかったんじゃなか?」
「朝はまだましだったんだよ」
「ましってドンくらい?」
サイバーがまざって来た
「とりあえず・・・足が少しだけ震えて、朝飯食えないぐらい気持ち悪かっただけだよ」
いや・・・・・それだけあれば学校くらい休んでもいいんじゃないですか?
一同そう思う
「にしてもDTOが病気とは珍しいよな〜」
「だよなー俺入学してからDTOが休んだときなんか一回もなかったぜ」
「何とかは風邪ひかないって言いますからね」
ムカ
風邪で気分悪くて元から機嫌が悪かったDTOは、大げさにハヤトの言葉に対して否定をしようとした
しかし、立とうとした瞬間目の前がゆれた


バターン


「!先生大丈夫ですか!?」
おかしい・・・力がはいらねぇ・・・
「おい、先生大丈夫かよ・・・」
周りの人たちも心配そうに見ていた
「おい、ハジメこいつさっき体温計で図ってただろ何度だ?」
エイトがハジメに聞く
それを聞いて思い出したように体温計を見る
「!よっ40.2℃すごい熱じゃないですか!」
「ほっ保健室につれていかねぇと!」
「それより病院に行ったほうがいいです、エイト先生!車持ってますよね!」
「あぁ持ってる!病院行くぞ」


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