小説

□未完、微妙に
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◆注意書き◆

この小説はパラレルです
TVゲッターロボG第31話にて
リョウが父、流竜作の試合を見に行き百期帝国に捕らわれそうになるんですが
それで捕らわれちゃってたらどうなっただろうというものです
とあるサイト様の闇堕ちリョウがすばらしくって影響受けてます・・・;
観覧は自己責任で・・・;







早乙女研究所――――――――――
突如現れたメカ大剣鬼を退けた後
研究所はなおも荒々しい状態が続いていた

「・・・・ふぅ」
「少しくらい休憩を取ってくださいお父様」
「いや・・・まだ大丈夫だ、・・・なんとしても見つけなければならないからな・・・」
「お父様・・・」

メカ大剣鬼を倒した喜びもつかの間、研究所にはとある一報がはいっていた
『ゲッタードラゴンパイロット流竜馬の父、流竜作が試合中に倒れ意識不明
 パイロットの流竜馬は行方不明』―――と
その後の研究所の慌てようはすごかった
流竜馬不在のままメカ大剣鬼と戦った神隼人、車弁慶の両名は彼の身になにかあったのだとこのままゲッターに乗り流竜馬を探すと聞かず
研究所もパイロットの一人が消え、捜索しようにも消えたのは昼間で捜索が難航していると言うのに
残りのパイロットの説得に時間を食うなど、さらに場は混乱していた
今はそれも落ち着き、夜通しで捜索をしているのだが・・・

「・・・ッ見つからん!!どこをどう探しても!!!!」

流竜馬は霧の如く消えうせたままなのであった――――

「いったいどこへ行ったというんだリョウ君は、人間が霧のように消えるわけが無い
 なにか一つくらい手がかりがあるばずなんだが・・・」

早乙女博士は思いつめていた
なにせ、彼が消えた試合会場へ行くように進めたのは早乙女博士だったからだ
毎日毎日青春を満喫したいだろうに、正義のためにゲッターに乗る若者へのせめてものねぎらいとして、リョウ君を試合へ行くように促したのだが・・・

「間違いだったのか・・・?やはり、ゲッターに乗るパイロットとして、一人で出かけさせるのは危険だったのか・・・」

プシュッ

「博士」

軽い音がして、早乙女博士のいる司令室の扉が開いた
そこに居たのは二人の青年
神隼人、車弁慶、ゲッターロボのパイロット、二人である

「ハヤト君、ベンケイ君・・・もう起きたのかね?まだ4時間ほどしか経ってないが・・・」
「はい、もう大丈夫です・・・博士、リョウはまだ・・・?」
「ん、ぅん・・・・」
「・・・くっそ〜、リョウのヤツ、いったいドコでなにしてんだ」
「・・・博士、ゲッターの修理はもう終わっているんでしょう?やはり俺達もゲッターで上空から捜索べきです」
「しかし・・・それではもし百鬼帝国から攻撃があったとき対応できるかどうか・・・」
「そのときはすぐ研究所に戻ってきます」
「しかし・・・」
「あぁ!!もうじれったいなぁ・・・俺達を呼び戻すとき、ゲッターを修理しなきゃいけないからって止めたくせに・・・」

そう、彼らはすぐにでも探しに行きたい思いをとどめ、早乙女博士のゲッターを修理するため一度戻って来いと言う言葉を受け入れたのだ
確かにそのときゲッターは戦いの後でボロボロであった、しかし今は・・・

「今、ゲッターはどこも壊れていない、お願いです早乙女博士」
「俺からもお願いします!!じっとしてられないんだ!!!!」

早乙女は決めかねていた
確かに彼らのいうとおり、上空から探すのも良い手だし、彼らがリョウ君を心配しているのも良くわかる
しかし、また自分の一言でリョウ君のようになったら・・・
なにせゲッターは修理は済んだといえど万全ではない
ゲッターロボは3人のパイロットが居て初めて真の力を発揮する
今では半分の力しか出ないのだ
そんな中、もしものことがあれば・・・

「・・・・・・・・・・・・・」

互いに無言でしばし過ごした
現在、午前5時30分
朝日が、浅間山より昇ろうとしていた―――――――
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