小説

□神様公認、バイト募集中!
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「・・・リュータ」
「あ、なんだよ」
「DTOを知らんか?」


こんな目にあってもまだDTOをさがすのか・・・
大変だなぁナカジ


「知ってるけど・・・何で探してんだ?」
「だから関係な『俺知ってるよー!』」
「へぇ、なんなんだ?」
「僕も気になりますね」
「えっとねぇ〜」
「いうなタロー・・!?『黙っていてくれますか?ナカジさん・・・?』」


ハヤトさん?なんかそこらへんにいるやくざよりも、ものすごく怖いんですが・・・


「で?何でしたっけタローさん」


そう言いながらハヤトはナカジのマフラーの両サイドを引っ張っていた
首絞まるって!マジで!ほら顔色悪いし!


「ナカジね〜DTO先生からバイトの話を持ちかけられたんだって」
「バイトですか?」


そういうと同時に、気が済んだのかナカジのマフラーをはなした
すっげぇゲホゲホいってる


「大丈夫かーナカジ」
「・・・・あんまり」


ほんとに首が絞まってたらしい
息も絶え絶えにって感じになってた


「バイトって何のバイトなんですか、ナカジさん」
「・・・・・・」
「言わないならいいですよ、タローさんに聞きますから」
「・・・だ」
「へ?」


観念したのか、首締めがよほど聞いたのか、ナカジはしゃべりだした
けどボソッといったから聞き取れなかったんだ
この後俺は聞きなおさなけりゃよかったんだけどな・・・







「高等部の音楽教師のバイトだ」


「・・・・・・・・・はい?」



教師のバイト!??????????????
なんで?しかも何で高等部!?


「教師はバイト制じゃないですよ?ナカジさん」
「俺もDTOにそう言った、なんでもMZDが『教師足りないからバイト募集するぞ!』って言ったらしい」
「それ・・・いいのか?」
「神様が言ってるんだからいいんじゃない?俺もバイトするし」
「タローさんもですか!?」
「何教えんだ!?」
「う〜んとねぇ」






「高等部の男子の体育教師だよ?」






・・・さらば、俺の順風満帆の高校生ライフ・・・


◇あとがき◇
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