小説

□【ポップン】DTOとハジメの話
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「突然だけども。ハジメ。お前転勤な。」
「はい?」






ここはポップン学園校長室
元気に今日も頑張るぞぉ!っと職場である学校にやって来た俺
やってきた直後正門に張り付いてた校長MZDに呼ばれていつの間にやら今俺は校長室にいる


「転勤って・・・。俺まだこの前のテストの採点終わってないんですけど・・・」
「ん?じゃ、影にでもやらせとけ。答案も無くていいぞ。全部影にやらせるから」


そう言ってMZDは自分の影に向かって声をかける
一瞬、MZDの影が震えたかと思うとするっとのびて来て、嫌そうな顔を俺に向けて来た
・・・いや、決定権は目の前の自称神様にあるんで


「・・・。」
「渋るなって。何もずっと転勤ってわけじゃないさ。ちょっと急用でな。少しの間お前の力が借りたいんだとよ」


・・・急用か、MZDが言い出したんだから断ってもムダだろうな・・・


「・・・わかりましたよ」
「お!そうかそうか!」
「・・・でも、急用っていったいなんなんすか?」


俺がそう尋ねるとそれまでおしゃべりだったMZDの口が閉じた
そして、もう一度、じっくりと時間をかけて開いた


「・・・教えてやんない」
「言う事かいてそれっすか!?って、っちょ!?」


俺がそうツッコンだ時には時既に遅し
いつの間にやら俺の足もとには不審な円形の影が出来ていて、その影は不気味に輝いていた


「悪いな!時間無いんだちょっぱで行くぜぇ!」
「が、学校説明は!?おい!MZD・・・!!」


シュンっと音がして、ソレとともに俺の目の前が真っ暗になる
MZDに強制転移されたんだなーと思いながら、俺の意識はどんどん地に落ちてった
・・・DTO先生に一言いってから行きたかったなーちくしょー!

彼こと、桜井一(サクライ ハジメ)はこの後、とある一人の学生の運命に触れる事となる―――
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