359story

□半月(作成中)
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趙雲「聞きましたか馬超殿。」

馬超「…? 何を」

町の治安を見てくるようにと劉備に頼まれ、趙雲と馬超は散歩がてらに城を出た。
話という話もせず暫く見廻りをしていたそんな時、ふと趙雲からそんな意味の解らない話題を振られた。


趙雲「例の噂の事です。馬超殿はご存知でないのですか?」

馬超「何も聞いていないのだが…」

趙雲「そうでしたか。その、実は今朝の話なのですが長江沿いにある小さな村にここよりも東の方にある異国から来たという人物が現れたらしく、結構な騒ぎになっていまして。」

馬超「騒ぎ?」

趙雲「その者が民達に不思議な話を色々とするらしいのです」

馬超「ほぅ。それは面白そうな話ではないか。是非聞いてみたいものだ(笑)」

趙雲「馬超殿、笑い事ではありませんよ。その異国から来た人物が劉備殿に御会いしたいと、ここ成都へ向かったとの噂があるのですから」

馬超「気にする事はないであろう。来ようが来ぬまいが門前で兵士に止められるのが落ちだ」

趙雲「それが…。噂ではその人物はこの世に何らかの未練を残した霊ではないかと……」
馬超「ははは。唯の噂ではないか。趙雲殿はそのような噂話を間に受けられる程霊が恐ろしいのか?(くすA)」

趙雲「ご冗談を。恐ろしくなどはありません。…ですが苦手だと言えばそうなのですが…。」

馬超「苦手?」

趙雲「亡くなった者はもう死なないので怖いですね」

馬超「ああ、それならば俺も怖いな。だが、そのような話など誰かが造った出任せではないか」

趙雲「では馬超殿は霊は怖くないと?今しがた怖いと申しましたよね」

馬超「確に言ったが、霊が怖いからといって敵を倒せない。という訳ではなではないか」

趙雲「……お強いですね」

馬超「いや、唯の強がりだ。
んっ?何やら外が騒がしいな。」

趙雲「人が集まっているようですね。私達も行ってみましょう」




馬超「これはいったいなんの騒ぎだ?」

張飛「よぉお前ら!!何してんだぁ?」

趙雲「これは張飛殿。この騒ぎは一体…」

張飛「何だぁ!?おめぇら知らねーのか!?とろい奴等だなっ ガハハ!!!」

馬超「今来たばかりなのだが…(ぼそっ)」

張飛「何か言ったか?」

馬超「いや、何も…」
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