短編
□依頼は、キミの…。
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真っ赤な服に真っ赤な髪。
彼女は私のお友達。
「ねぇ、哀川さん。私はいつから、貴女の敵になってしまったのかしら」
真っ青な服に真っ青な髪。
彼に言わせれば、暴君の色で染まった私。
「いつから…って、今から?」
「そうなの…、悲しいわ。貴女に殺されるのは」
腹部に深く刺さるナイフをまわして、私は意識を保つ。
静かに死に逝く雑草のように。
激しく死に逝く花火のように。
暗く、深い闇の中で、私は貴女に殺される。
じわりと滲む痛みには、貴女の想いが刺さります。
「…死ぬのが怖いと、初めて知りました」
「…殺すのが嫌だと、初めて思った」
「貴女は」
「お前は」
「「特別な友達だから」」
できないことを望むのは人間の証拠。
悲しみに歪むその瞳に私を移すのが、どれほど苦痛か。
手探りで見つけた拳銃を額に添えると、微笑んだ。彼女が苦しまないように、それだけの願いは叶えてください、神様。
死ぬ前に、ただ一度だけ、私の願いを聞いてくれるくらいは暇でしょう?
弾かれる音が広がると、私の身体は跳ねました。びくん、と揺れる身体は彼女の服に違う紅をつけて、塊となる。
「死んだらダメだろ。…仕事が台無しだ…」
私の最期を見てくれるのは、貴女だけで良い。
…これが私の依頼です。
私の依頼は、私の死。
ごめんなさい、やっぱり死ぬのは怖かったの。
はい、意味不ー。
結局、何がしたいんだ。って感じ?
主人公は何かあって死ぬはずだったけど、死ぬならせめて哀川さんに、って感じで、誰かを仲介にして依頼したんだよ。多分。
駄文失礼!!