~story~

□所詮 子供の恋
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>>この恋が始まったのは、中学一年。私が恋してしまったアイツは幼稚園からの仲で切っても切れない縁だと、あの頃は思っていた。

私の名前は、模那加 夜(もなか よる)。
友達は何故なのか、この頃すぐ好
きな人の話をする・・・多分 好きな人でもできたのだろう。

「よっちゃんは?」

阪井 美羽が行った。なぜかあだ名は”よっちゃん”。

「私!?私はね、み・・!」

美羽が私を遮った。

「美紀菜でしょっっ!」

「そうだけ・・ど。」

他の皆もうなずいている。なぜか?それは、私は学年中でーー。

ガラッッ

「しっつれいしまあーす!!せんせー。」

私は猛スピードで声の元へと振り返り、走り出した。皆の話なんか、聞いていないも同然だ。「んーさすが!反応が早いわね。」とかなんとか、さっきまで話してた奴らが喋ってるカラ。

「美紀菜ーーー会いたかったよ。」

先生なんか完全無視で美紀菜に抱きついた。当の、美紀菜も一緒に笑ってくれている。

「ハハッッ 来ると思った〜。夜!うちも会いたかったよー。」

「今日は係りの仕事で来たの?ーーー。」

先生がみている。別に気にしてないけど!!
短い間でテンションあがりっぱで日常的な会話で休み時間が終わった。

授業中、美羽が話しかけてきた。

「よっちゃん!!休み時間に美紀菜きてたね〜」

ニヤニヤしながら喋ってくる・・。
でも、それが移ったのか自分の顔が揺るんでるまんまで答えた。

「知ってる!!いっぱい話した〜よ。早く会いたいな。」

そう・・・私は皆からレズと呼ばれてる。

見ての通り、私はいつもあんなんだから。

…チャイムが鳴った。

もちろん私の行く先はB組の 月野 美紀菜(私の大親友)の元。

ガラっ・・・。
 皆の視線が一気に向けられた。
ーー。が、私と分かった瞬間に元の空気に入れ替わったと、思う。

 私は、ある人物が目に入った途端に口を開いた。

と、美紀菜いる?の声が潰されたーー。

「月野だろ?」

この声に…。
 
「う…ん、」

「月野なら、いつもの場所!じゃね??」

 こいつの名前は、野菊 蓮。
一言で表すなら学年内で一の…
ん〜と、バラなんだろうか?
 なので、話しかけられるのは嫌じゃないんだけど。

というより…嬉しくもない!
 だって、こいつは幼馴染だからだ。

「あ。野菊!ありがと、じゃね」

とにかく!!野菊のやつより美紀菜でしょ。

わたしは、B組をでて右へ曲がり4階と2階へと繋がる階段を駆け下りーーー。

 ゴッツッ。。。

頭と頭がぶつかる鈍い音がした。

「い・・ててててて」

 だ…誰!?
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