戦神子
□柿騒動 九郎×望美
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「あら?望美、遅かったのね。九郎殿は先に帰っているわよ?」
ぴくっ…
「…。」
「の、望美??九郎殿と何かあったの?」
「なんでも、ないっ。私、夕餉はいらないょ!」
パタパタ…
「あっ!望美!…まぁ、困ったわ。九郎殿は何をしていたのかしら!望美を怒らせるなんて…。」
バタバタバタ…
ピシャンッ
「…九郎さんのバカッ!」
ひどいょ、約束やぶって他の女の人と会うなんて…。
「ゔぅー…。」
私、なんで泣いてるの?
『ありゃあ、どこかのお姫さんのようだったょ』
おばさんの言葉が頭から離れてくれない…。
「ー…ッなんで、こんなに。」
胸が痛いの?
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