〜遥か彼方〜

□NO,9
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◇◆◇◆◇◆◇◆




朝になり






「もう行くのかね」






「ええ、長居するわけにもいきませんし」







「迷惑かけちまったな、親父さん」






「ごめんなさい」







「大丈夫さ、さして損害もひどくはないしな」






はははっと親父さんは笑う







「ひとつお聞きしてもいいですか?貴方は僕らの正体を知ってもあまり動じていなかった





もしかして始めから気づいていて…?」









「あぁ、なんとなくね、‘気’で解るのさ…古い友人に妖怪がいてねーーーー親友だった…」






「案ずるな、‘借り’は返す主義だ」








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