〜遥か彼方〜
□NO,9
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朝になり
「もう行くのかね」
「ええ、長居するわけにもいきませんし」
「迷惑かけちまったな、親父さん」
「ごめんなさい」
「大丈夫さ、さして損害もひどくはないしな」
はははっと親父さんは笑う
「ひとつお聞きしてもいいですか?貴方は僕らの正体を知ってもあまり動じていなかった
もしかして始めから気づいていて…?」
「あぁ、なんとなくね、‘気’で解るのさ…古い友人に妖怪がいてねーーーー親友だった…」
「案ずるな、‘借り’は返す主義だ」
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