〜遥か彼方〜

□NO,9
3ページ/8ページ




すると後ろから朋名が出てきた







「…朋名」






「ーーお弁当…作ったんです





あの…良かったら皆さんで…」



「おう、さんきゅ!!」





「ありがとう、朋名」







悟空と唖稀は笑顔で答えた





「…あ…」







朋名が何か言おうとしたが






「それじゃこれで」







八戒がさえぎってしまった







「気をつけてな」






「はい」









そえ言ってジープを発車させた







「私…あやまらなくちゃいけなかったのに…



あんなヒドイこといっぱい言って…!!」







主人が朋名の頭を撫でる






「朋名、「ありがとう」も「ごめんなさい」もあの弁当につめ込んだんだろ?


大丈夫、ちゃんと伝わっているさ」







『ーーーー願わくば、彼らの旅路の果てに光あらんことをーーー…』






.
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ