〜虹の彼方〜
□〜神々の座す処〜
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タクシーの中
むすっ
｢｢｢……………｣｣｣
シィーーン
｢…………｣
(最悪………よりによって北見と玲音とデートなんて…………)
昨日の事だが………
｢おめーら３人なんとかなんねーのかその仲の悪さ
ちょうど明日知り合いの病院の創立記念パーティーがある！！
３人で酒くみかわしてちっと仲良くなってこいっ！！いいなっ！？｣
｢待ってよ！琉奈はどうするのよ？！｣
｢俺が見とくよ！美沙希だって居るんだしな！｣
｢有希が居るのよ！？｣
｢はいはい！行ってらっしゃい！！｣
現実
(てっきり北見も玲音と同じで反撃するのかと思ったら…………
こいつ案外院長の言う事には絶対服従なんだよな−−−………まァいっか………
とりあえずタダメシは食えるわけだし………栄養つけちゃる)
｢テル！
タダだからってがっつくなよ！！パーティーにはそこら中の病院から院長クラスが集まるんだ
恥かかしたら殺すからな！！｣
｢……………｣
｢そのスーツ………ナメてんのか！？シワだらけ…………
アタシの言うとおりに北見のスーツ借りたらよかったんだ！！｣
｢ぜってぇ嫌だね！だいたいあんたらパーティーに
なんでこんなデカい荷物持ってくんですか！？｣
｢｢お前には関係ない｣｣
｢まっまあまあまあまあ！！せっかくなんだから仲良く行きましょうよ
そ、そういえば巨人も調子いいですよねぇ
今年、清原はどーっスかねぇ｣
｢｢野球は嫌いだ！！｢横浜っス！！｣｣
｢運転手さん、違う話して下さいよ！｣
｢は、はい！｣
キキキキ
ドン
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