ACE COMBAT     〜DOG OF WAR〜

□旅立ちの空
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「行こうぜハル。
輸送隊の連中が二度寝しちまう」

冗談混じりに促すフランクリンに、オルドリン中尉は手を差し伸べる

「フランクリン。
ハルを頼むぞ?」

そんな中尉に、フランクリンは差し伸べられた手を強く握りながら答える

「当たり前じゃないですか中尉。
アキュラの二番機は伊達じゃありません」

自信満々のフランクリンを見て、オルドリン中尉は満足気に笑って見せる。
そして、胸ポケットから一枚の写真を取り出した

「俺は御調子者のアキュラの二番機を忘れないぞフランクリン。
必ず生き残れ。
そして此処に必ず戻って来い。
また俺がみっちり扱いてやるからな」

「へへへ…
約束ですよ?
その頃には中尉が追い付けないビッグエースになってるかもしれませんがね」

「言ってろ御調子もん」

笑顔で握手を交わす師弟の姿に、俺も思わず笑みがこぼれた。



C-130の爆音が轟く中、俺達はオルドリン中尉に敬礼を贈る。
別れと決意を伝える為に。
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