黒銀の短編集

□また逢いましょう




振り返った先に居たのは、先程迄
話題に上がっていた坂田 銀時だ



隣には何故か土方も居て、何やら
荷物持ちさせられていた



「あっ、此処迄で良いよ多串君」



「誰が多串君だ テメェ
無理矢理荷物持ちさせやがって………」



等と、言い争いらしきものが聞こえていた



「あーらら、お迎えですねぃ」



「銀ちゃんっ!」



途端にパアッと明るい表情になり
銀時の許へ駆けて行った



「どーしたアルか?この荷物」



「おぉ、パチンコで大当たりしてよ ほらお前の酢昆布もあるぞ」



「マジでか 銀ちゃん大好きアルよ」



「お前が好きなのは酢昆布だろーがよ けーるぞ 神楽」



「分かったアル あばよマヨ」



「ケッ、帰るぞ 総悟」



「へいへい 全く、土方さんは
人使い荒いでさぁ」



「お前がサボってるだけだろ」



立ち上がり土方の方に近付き反対
の方へ歩き出すとチャイナの声が
聞こえた



「サドっ!!」



「何でィ チャイナ」



「………また明日アル じゃな」



そう言うと、そそくさと銀時の許
へと走って行った



「……あぁ…“また”明日」






〜〜また明日逢いましょう〜〜





 
 
次へ


[表紙へ戻る]

ゲームブックを検索



©フォレストページ