魔法四国物語

□1話
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「・・・って昔、おばあちゃんが話してくれたんだよ〜」

「ふーーん・・・」


夏休み初日、ハルナは幼馴染であるセツナと話していた。


「まぁ・・・こんなおとぎ話みたいなことが現実にあるわけないけどね・・・」

「さぁ・・・あるかもな・・・」

「えっ!!?」


驚いてセツナを見たハルナの腕には銀色のブレスレットが輝いていた。


「セツナって意外と・・・」

「なんていうかと思ったか?」

「なにそれ!!」


会話がとまると、2人は机を囲み、夏休みに宿題やり始めた。


ハルナの部屋の外には、一匹のセミが鳴き続けていた。


***



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