Dunkelheit

□プロローグ
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「良いのですか、其れで」



「──はい……御願い……します」









暗がりの中、ある一室に響く女二人の声。
何処か張り詰めた空気が一帯に漂う。



「了承致しました。……其の依頼御受け致しましょう。ですが、私共の仕事はあくまでも『処理』迄です。――其の後の事には一切責任は持ちませんのであしからず」




不敵に微笑み返す女。

一方は更に顔に陰を落とす。







後に残るは気だるく甘く、──そして、













危うく不審な香りのみ──…



→後記

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