幾多の羽根を拾い集めた 此の先の礎となると信じて 蒼窮に羽ばたく翼 真白に輝く其を焦がれ 少しでも君に近付く為に 只一つ願って 傷付いた翼広げて 翔べるものなら飛んでみよ そう高くは舞えまい 直ぐに墜ちて仕舞うよ 高い空 両手広げて 決して太陽には届か無いと解っていても…… 数多の日々重ねて来た 君の傍在る為に創った此の翼 茜に染まり行く空 傾き始めた其の視界 堪えきれ無い 溶け出した繋がり 嗚呼、暗転する 傷付いた翼抱えて 独り身を打震わす新月夜 ぐっと高みに手を伸ばす あの光掴む為に 高い空 気高く輝く 決して望みの無い夢だと知っていても…… 其でも求め続けるよ →後記 |