遊戯王FX

□ターン7 日常騒動編V〜秘密の転校生〜
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教室


大徳寺「それでは転入生を紹介するにゃん。早乙女レイ君にゃん。」

レイ「・・よろしく。」

レッドの制服を着て帽子をかぶった小さな男の子が挨拶をする。

十代「よろしくな!」
由利「可愛い男だね。」
玲奈「うん♪綺麗な子だね♪」
瑠箜「・・・。(違和感があるね。)」


転校生・・早乙女レイ。可愛くて綺麗な子。言うなれば美少年と言ったところであろうか。だが、違和感はそこではない。

それを意図づけるかのような怪しい行動。十代たちにお風呂に誘われても赤くなって断ったり、アカデミアでもコソコソ何かを調べたりしていた。

数日後・・ブルー寮の一室の窓からレイが出て来た。いつもと違い帽子から長い綺麗な髪をなびかせて・・。その一室に瑠箜は足を運ぶとその部屋から遊城十代が出て行った。そして、部屋内には亮とブルーの生徒が二人。


オベリスクブルー寮・・亮の部屋前


瑠箜「なるほど、亮さんの部屋でしたか。」
亮「瑠箜か。どうした?」
瑠箜「いえ、窓から・・そういうことですか。」

瑠箜は亮の手にしていた髪留めを見て納得した。

亮「フッ・・そういうことだ。」

瑠箜の表情を見て亮が軽く笑う。

瑠箜「あとは引き受けました。亮さんも時間があれば見に来てください。」
亮「そうさせてもらおう。」
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