long story

□proceed(銀魂/銀新)
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それから二日後、真選組の情報に動きがあった。

沖田の見た高杉と新八の後をつけていた山崎が、二人の居場所を見つけて戻って来たのだ。
何度か撒かれたが、今日になってようやく見つけることができたらしい。


「…それから、気になる人物がそこにいたのですが」


場所を説明した後、山崎は続ける。


「いや、その話は後にしよう。そろそろ彼らが来る頃だからな」

「はい」


山崎は頷いて、近藤の正面から部屋の入口にあたる障子の前に移動した。
土方、沖田がいないときの山崎の定位置だ。

いつ誰が来て、何が起こっても対処できるように僅かに腰を浮かせた態勢を取る。


「局長」

「来たか、通せ」


外からの声に、近藤が返事をする。声をかけて来た男は、返事をして一度その場を離れた。

それから間もなく案内されて来た者達によって、近藤と山崎しかいなかった部屋の人口密度は急激に高くなった。

揃ったのは銀時、神楽に定春。定春は遠慮してほしかったが、この際文句を言うのは後回しにしようと判断する。そして、妙と何故か柳生九兵衛だった。


「…先に本題を言おう。新八君と高杉の居場所が分かった。だが、少々問題があるらしい。詳しいことは山崎に話してもらう」


呼ばれて、山崎は姿勢を正した。
まず近藤にしたのと同じ、二人がいる場所の説明。
銀時が知っているらしく、彼は「なるほど」と呟いた。

そして次に、問題となりそうな人物の名前を上げた。



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