黒い執事の小説

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※セバスがヤンデレです
グレルがか弱い…υ









私の事を愛シテイルと
言うのならそれなりの覚悟を
して下さいね…――?










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束縛って、悪い事ですか?…―――


















…カツン…――

……カツン…――



騒がしい1日が終わり時計の針が
深夜2時を過ぎた事を
機械的にを示す。



私は今、1日の最後の仕事…
屋敷内の見回りの真っ最中です


と言ってももう既に見回りを終えて
自室に戻る所ですけどね



カツン、カツンと音を立てて
カンテラを片手に持ち広い
屋敷の中を歩く



昼間の騒がしさがまるで
一瞬の夢幻では無いかと
疑いたくなる程に静かな
屋敷は酷く不気味だった




この屋敷で今現在起きているのは
多分、…いえ、確実に私しか
居ないでしょう…


その事を思えば
当然かもしれませんね…


坊っちゃんは既に寝室に
入られてもう本にも飽きて
寝ている頃でしょう…。
(…また、ポーを読んで悪夢を
見なければいいんですが…)


役たた…ゴホン…使用人達は大抵
騒ぎ疲れて11時位には寝てますからね
(タナカはもっと早いですよ)


因みに…私は使用人達に
その事で何かを言うつもりは
毛頭ありませんよ


何故って…?
その方が私にとって都合が
いいからです



仕事を邪魔されるのも
勿論嫌ですが…
それよりも、なによりも、…


愛しい愛しい彼との大切な
時間を邪魔されては
困りますからね…―――――
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