生徒会の一存SS

□隠れる生徒会
2ページ/3ページ

「なんでお前はいつもそうなんだよ!」



俺が指をやらしく動かしていると、深夏に殴られた。
いてぇ。



「ま、真冬は夜の鬼ごっこがいいかと……」



それエリスちゃんオリジナルの鬼ごっこだよね。
と、ツッコミをいれる間もなく言葉を続ける。



「勿論、杉崎先輩と中目黒先輩によるオンステージです!」



「絶対嫌だ!」



そう叫んでも聞いちゃいねぇ。



「そうなると、バトル鬼ごっこなんてのもありかもな」



不吉な気しかしないんだが俺には。



「生徒全員がバトルしあって、最後に残った奴が鬼の称号を得られるんだ!燃えるぜ!」



「もう鬼ごっこじゃねぇよ!」



「となると、私もうかうかしてられないな!」



椎名姉妹恐るべし。
人の話聞いちゃいねぇ。



「か、会長」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ