Little Love Story

□繋がり合う二人の想い
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最近の俺は何処かおかしい…


自分でもわからねぇけど……






万事屋の窓枠に肘を突きながら、ぼうっと眺めている外の景色。


今日は祝日と言うこともあって、夜の歓楽街と呼ばれる歌舞伎町も、昼間から人通りが激しい。


携帯を耳に宛てながら、忙しそうに人ごみを縫い歩くサラリーマン。


数人で一列縦隊を作りながらケラケラとゆっくり歩く、若い女の子達。


買い物籠を下げたおばさんに、杖をついた老人。


世話しなく流れる人…人…人…。



「…今日は…見つけらんねぇかな………」




ふと、銀時の唇から独り言が零れた。


何時もは、今くらいの時間にこの道を通るあいつ…。
と言っても、万事屋に来る訳じゃない。



市中見回りの為に、たまたま万事屋の前を通るだけなのだ。



でも、俺にしたら心が踊る一瞬…。





「………あ……」





 やっぱり来た…


 今日も逢えた…


 …………嬉しい…。



しかも、いつも二人一組で見回りをしているはずが、今日はあいつ一人。


……もっと、あいつと近づきたい……




偶然にも、神楽はお妙の所に遊び行っている。
新ハに関しては、お通ちゃんのコンサートがあるため、休暇中だ。



万事屋には俺一人…


「そうだ、お茶にでも誘っちゃうか…
見回り中でも、一息着くぐらい問題ねぇだろ…」



逸る気持ちを抑え切れずに、俺は万事屋を飛び出した。







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