屋上相談室。
□五話 『友達』
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「憂弥っ早く〜」
「昼休み終っちゃうよ」
瑠瑠の手当てをしたあと、いまだ体操服姿だった双子の着替えに付き合わされたあげく、憂弥は二人に半ば強引に学食に連れて来られた。
(別に授業でないから何時でもいいのに昼なんて…はぁ…いつも単独行動だからな…こういうのは疲れる…)
そう思いつつも、ちゃんとランチを頼み、二人と共に手頃な席を探した。
憂弥がキョロキョロと学食内を見回していると…
「…憂弥がいる…」
「あ、ほんとだ。めずらしい」
「マジかっ!?おーぃ、ゆーやー」
周りを気にせず手をぶんぶん振り大声で叫ぶ馬鹿と、その他二名が目に入った。