ガッシュ連載
□第3話
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物体じゃない何かが結界を通った…
「魂のようなものだ」
「父上が昔封印した魔獸というものの魂なのだ」
「魔獸?」
今から900年ほど前
ちょうどガッシュくんのお父さんが王になってから約100年が過ぎた頃
魔物達を無差別に襲う魔獸が姿を現したという
その魔獸をバオウの力で浄化しようと試みたところ、完璧な浄化は成し得ないと判断し、森の奥のほこらに封印したらしい
「そして何百年かの時が過ぎて復活した…魂だけな」
「肉体はほこらのすぐそばに眠っているのだ」
「それじゃあ魔獸は完全な復活はできないの?」
魂だけ復活しても肉体が手に入らないならどうにもならないだろう
「できないはずなのだが…」
「奴はそれを成功させるための術を知っている…だから門を通った」
(門を…?)
「門の先って…」
「ああ、人間界だったんだ」