REBORN短編
□チョコレートスクランブル
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「おはよー」
七子がやってきた
その手にはチョコが入っていそうな一つの紙袋
「みんな!おはよう!」
七子はボンゴレ一同が集まっているのに気付き近づいてきた
「………」
全員の視線は七子の手元の袋に注がれた
「ど…どうしたの?」
七子はそんなことには全く気付かずぽかんとしていた
「なぁ七子、それチョコだろ?誰に渡すの?」
「えっ」
七子の顔がいっきに赤く染まる
(誰のだろう…気になる〜!!)
(…俺にくれるよな?)
(…ちっ…他の奴らには渡したくねー)
(ボスには悪いが俺が貰うぞぉ!!)
(ししっ王子のに決まってるし)
(いくらで売ろうかな)
(いいわ!青春だわ!)
(相変わらず妖艶だ…)
(………)
全員が七子のチョコの行方に夢中になっていると
教室がざわめき始めた