短編
□ベタ惚れオーガ
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「名無しさん」
「きゃっ」
辰巳はいきなり私を後ろから抱き締めてきた
「たっ辰巳!!恥ずかしいよ…」
(かわいい…)
ちゅ
「んっ…」
ゆっくりと唇をはなし、少し見つめあう二人
(真剣な顔…かっこいい…)
(顔赤くしやがって…かわいい奴)
「む」
辰巳はまたもやいきなり立ち上がった
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