ガッシュ連載
□第3話
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GOLDEN GATE
第3話 伝説の魔獸
私たちは黙ってダンとガッシュくんの話を聞いていた
(森の奥のほこら…門…)
なんとなくこの前一瞬感じたものと関係があるような気がする
「俺は一端ガッシュに報告するために戻ったんだ」
戻った時にはもうガッシュは異変に気付いていて、前王様のガッシュの父はその異変が結界が壊れたことだと理解していたとダンは言う
「その結界は…」
「うぬ!私の父上の代よりも前の王様が張ったものだった」
(昔から森の奥に張られていた…)
何か重要なものを守っていた?
それとも…
「その結界は門に誰も近付けさせないようにするためのものだった。それにヒビが入っていたということは何者かが通ったとしか考えられない」
「でもヒビだけじゃ…通れないんじゃない?」
「ああ、俺もそこが気になっていた。結界の中に入ったやつ…というより入った何かと言うべきか…」
清麿のアンサートーカーの力でもその何かの正体が掴めないようだった
「何か?」
(それって…魔物じゃないってこと?)
「ああ、おそらく結界を通ったのは物体ではない」