楽園の扉
□最初で最後
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俺は日課はあの不幸女をイタズラする事だった
時々クソガキって言われる事もあったけど、楽しかった
あいつと話すと嬉しかった
だって俺は、本当はあいつ…ミランダが好きだったから
でもある日、いつもみたいにいたずらに行った日。あいつの住んでるアパートに馬車が停まっていた
その中にはあの女の持っていた置き時計が入っていて
管理人のオッサンに聞いたら俺は驚いた
『ミランダが引っ越すそうだ』
それがとてもショックだった…
『最初で最後』
「おい、あれミランダじゃねえ?」
「本当だ!お〜い不幸女〜!」
引っ越した筈のミランダが目の前にいる、最後の日よりも綺麗な年相応の顔で
でもどうして?あいつは再就職先が決まったから引っ越したんだよな…
頭の中で一つの事が思い浮かんだ
(仕事クビになって帰ってきたんだ…!)
内心喜んだまま俺もあいつを呼ぼうとしたが、その前にあいつが近付いてきた
「久しぶりねあなた達、後恥ずかしいからその呼び名止めて欲しいんだけど」
「何言ってんだ、不幸女は不幸女だろ!!」
また毎日ミランダに逢える…俺の頭の中はそれだけしかなかった
そして俺は予想を真実と変えるべく思い切ってミランダに聞いた