楽園の扉
□幻想か現実か｢前編｣
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その真実が伝えられたのは、突然の事だった
｢…う…そ｣
｢本当ですよﾘﾅﾘｰ･ﾘｰ、彼女…ﾐﾗﾝﾀﾞ･ﾛｯﾄｰはノアの血族です｣
突然の兄さんからの召集、そこに待っていたのはﾙﾍﾞﾘｴ長官だった
｢ｱﾚﾝ･ｳｫｰｶｰとは違い彼女のノアは既に覚醒している、野放しにするのは非常に危険です｣
今此処にいるのはﾐﾗﾝﾀﾞを除いたエクソシスト全員と兄さん、そして…長官とﾘﾝｸ監査官
神田は割りかしら冷静だけど、ｱﾚﾝ君やﾗﾋﾞ達はすごく驚いている。私自身もだけど
｢即刻に処理するのが先決であると我々は判断した、これから君達にはその処理をしてもらう｣
｢!?そんな!大体ﾐﾗﾝﾀﾞがノアだって証拠なんて…｣
その時だった…
｢ふーん、私を殺すつもりだったんだ？｣
背後で彼女の声がした
でもその口調はいつもの彼女とは違う
振り向くとそこには団服でもスカートでもない、スーツを着て怪しげな笑みを浮かべるﾐﾗﾝﾀﾞがいた
｢ﾐﾗﾝﾀﾞ…｣
｢今仕事から帰って来たんだけど…仕事以外でも殺ししなきゃなんないの？｣
緊張感など無いかのようにﾐﾗﾝﾀﾞは軽くあくびをする
彼女は…今自分の状況がどうなっているのかわかっているのだろうか
――チャキ
すると神田が『六幻』を抜きﾐﾗﾝﾀﾞの方へ走る