夢主コラボ

□俺の嫁。
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「やっほーっい、おっぱいちゃん達ぃぃいいっ!」



誰。

この日曜の真昼から しかも公園という公共の場で  

声のするほうを見れば大きく手を振りながら走ってくる万太郎の姿。 



・・・ニヤリ。





「今日もいっぱいミルクがつまって〜りゅ〜のか〜な〜♪」



バキィッ!!

「げぶふぅーーーっ!!!」



私たちの胸を突付く前に思い切りラリアットをお見舞いよ  

今日が休みで良かったわね 

バッファローサポーターを着けてないから威力半減 



地面を擦りながら公園の外まで吹っ飛んだ万太郎をみてなんだかスッとした 

ついでに忌まわしい記憶は封印しましょ〜♪



「ヘイ! 何やってるんだ 万太郎?」



「キッドくんっ!」

「ほんとだぁ〜〜」


キッドの姿を見つけるなり 駆け寄っていく雛とユキ 

うーん、私の乙女センサーが反応してるわ

あ、恋する乙女に私の角が(主に右)ムズムズするのよ?


あらあら、2人とも頭を撫で回されてニコニコしちゃって

親友の恋はぜひとも応援したいとこだけど 2人ともキッドのことが好きなのよね 


ユキは雛の気持ちを知らないし、雛はユキのために身を引く決意をしたという。


とはいえ、いち早くキッドの元へと駆け寄り、顔を赤く染めながら話す雛の姿は

見ていて なんだか切ない。



と こ ろ で


後ろにガゼルとセイウチンもいるんだけどね

気付いてあげて・・;;

うわ、ガゼルがこっちに来た!



「ムッカ、その雑誌…。」


『ウエッ!あ、これ!?うんっ たまたま買ったの。気にしないで!』



ほんと目ざといんだから  

こんなの見せたら、みんな大笑いするに決まってる



「〜〜〜、だども、オラたちそこのコンビニで、その、見ちゃって…。」


『み、見たのッ!?』


「3人ともベリーキュートだったぜ」


親指を立てウインクするキッドに ますます骨抜きになる乙女2人 


ということは・・。



「困るなぁ 君たちぃ。こーゆーのを撮るならマネージャーであるこのボクを通してくれないと」


いつの間にか、ど派手なスーツにサングラス、白い歯の笑顔。

前髪に櫛をとおし キッドの肩に片手を付いてかっこつけてみせた

かっこよくはないんだけどね。


『いつからマネージャーになったのよ。ていうか、この雑誌みんなは読まないと思ってたのに・・。』


「オレらはいつも目を通しているのだ。」


「そうそう 女の子たちのグラビアを見るために――……。」

じぃーーー。×2



「あっ、イヤ…情報収集だ!パパは全世界の超人に詳しいからっ 」

「そうだよねぇ〜」
「さすが、キッドくん」


「は、ハハ…」




アー、どうしようっ!

この雑誌って超人でも読む人がいるのね

今月だけだし誰も見ないだろうって 安心していたのに〜〜〜;; 

ケビンも見たりするのかな?そんなの絶対イヤ!他の女の子をみてニヤニヤするなんて。

あっ、それよりおしゃべりの万太郎の口を塞が…。


ガシッ!!



「なかなか良かったぞ ムッカ!」

『・・・ガゼル。そんな怖い顔で迫らないで。』

「何の歌詞だ、ふはっ!」


鼻息荒く 私の肩を掴む力は強まるばかり 



「興奮しすぎだよ ガゼル〜〜」



セイウチンの言うとおりよ

あと、鹿は相変わらず変な帽子ね!


ていうか

もぉっ、私はそれどころじゃないんだから、邪魔よどいて!




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