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□HATIKUGI
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今、僕こと阿良々木 暦はいつもの学校の帰り道を心なしか急いで歩いていた。
なぜこんなに急いでいるのかと言えば今日は戦場ヶ原(ガハラさんはまだニックネームとして安定していない)の家に勉強を教えてもらう日であるにも関わらず約束の時間をかなりオーバーしてしてしまっている。 仕方なかったんだよ学級の仕事で羽川が余りにも面白い話をするから、 ドラえもんの電源はどこにあるか?とかしずかちゃんはピーチ姫の生まれ変わりだとか


あれ?今思うとそこまで面白くなかったかもしれない。聞いた時は面白いと思ったんだけど? 僕はあいつに催眠術でも掛けられていたのだろうか。 羽川マジック


とにかく僕は急いでいるのだった。 閑静な住宅街を走っている(遅くなればなる程戦場ヶ原の怒りが増すと思ったので走ってみた)その時彼女を見つけた。ツインテールをぶら下げて体に合わない大きなリュックサックを担いでいる。


そう、八九寺 真宵だった
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