イベント部屋

□まーぶるちょこは苦いよね? 差分Happy Valentine Day
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カカシ先生がたくさんチョコを貰ってるところを目の当たりにした

わかってるってばよ

知ってるってばよ


綺麗に包装されたチョコレート達


カカシ先生は甘いの嫌いだってばょ


知ってる


知ってる


でもさ、女はずるいよな


堂々と好きって言えるイベントがある


堂々と好きって言える




女に変化してValentine Day売り場に来て見たけれど

俺が買うのを拒否してるみたいに綺麗で可愛いチョコレート

勇気を振り絞ったんだけど




マーブルチョコレートしか買えなかったんだ

たくさんチョコレート貰ってるカカシ先生


まーぶるちょこなんてカカシ先生食べないよな

甘いの嫌いだって…





でも!

やっぱりせっかく買ったんだから渡したい!

そうだ!軽く渡せば大丈夫だってばよ!



ただ、女達に囲まれてる先生に声をかけるわけにもいかず遠くでカカシを見つめるナルト

こっちむけ!

こっちむいてよカカシ先生!

遠くならこんなにもカカシ先生の顔を見つめることができるのに…

好き

好き

好き

カカシ先生好き


「ナールト!」

想ってた人からの急な声


「お前も貰えたか?」


「う、うん!サクラちゃんに貰ったってばょ!にししっ」


女の輪をくぐりぬけ 女達をひょうひょうとありがとねーじゃーねーと言いながらこっちへ向かってくるカカシ先生


心臓が飛び出たかと思った。俺の考えがカカシ先生にみえみえな気がしてますます緊張した。


「一緒に帰ろ」


「え。でも…」


後ろの女達が気になる

「いいからいいから
走るぞ!」


先生の掛け声でダッシュ


「はぁーつかれるわ〜」

すぐさまカカシの家についた


「ナルト俺家でチョコレート食べない?俺甘いの嫌いだからさぁ〜」


「でも…貰ったものは食べれないょ
だってみんなカカシ先生のこと思って渡してるんだってば…」


「ん〜でもさ、俺としては好きじゃない子に貰うチョコレートは辛い物なんだよね」


…そっか そうだよね
貰う相手のこと考えてたつもりだけど…

甘いの嫌いな先生にとっては迷惑だよね


「ま、好きな相手からは甘いチョコレートも嬉しいっていう酷い奴だよ俺は。」


「先生の好きな相手からはチョコレート貰ったの?」


「それがさ、まだなんだよね」


心臓痛い


「貰えるの決ってるみたいに言ってるね(笑)」


「あぁ、だってさ
ずっと熱い視線をくれてればさ」


「え?」


いつの間にかポケットに入れてたマーブルチョコレートを取られてた。


「誰だって気がつくだろ?ナルト」
目の前にマーブルチョコレートを出して言われた


顔が赤くなった。

からかわれた

酷いよカカシ先生

俺の気持ち知ってて

悔しくて

悲しくて


嬉しくて


俺は我慢ができなくて


「これ俺にデショ?」


涙が溢れた


「ちょっ、なんで泣くの 俺のじゃないの?」


「う、ひっく、ひっ」


「ちょっ、ナルト〜ごめんて 泣かないでよ〜」

グイッと涙を拭かれる
顔を両手で挟まれて


「俺の好きな子からマーブルチョコレート貰いたいんだけど」


なんて言われた



嬉しくて涙が止まらなかったってばよ



HappyValentine Day

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