for seven days

□TWOday
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退屈な4時間目の授業を受け終えて、待ちに待ったお昼の時間になった。
いつも一緒にお昼を食べる友人を誘ってベランダに出ようとした時、私の名前を呼ぶ声が聞こえて足を止めた。


「呼んでんの財前君ちゃうん?行かんでええん?」

『…行かなくちゃダメかな?』

「行かな財前君怒るやろ」


私の名を呼んだ人の正体は財前で、自分の席に座ったまま偉そうに私に向かって手招きしている。
呼ぶくらいなら自分で来いと思ったが、あの財前が自分から来るはずがないと思って大人しく財前の元に向かった。


『何?』

「弁当食おうや」


財前が私が手に持っていた弁当箱を指差して不敵に笑う。
その笑みが気に入らなかったし、お昼まで財前に付き合わなくちゃいけないのかという意をこめて思いっきり嫌な顔をする。


「ええやん、俺ら付き合ってんねんから」

『…分かった』


決定的な言葉を財前に突き付けられ、しょうがなく財前の要求をのんだ。
7日間だけ付き合うって言ったって、お昼まで一緒に居るなんて思わなかったんだもん。


教室を出て行こうとする財前に慌てて後を着いていく。
普段の財前は驚くほど歩くのが早いけど、今は私のペースに合わせて歩いてくれてる。


え?何ツンデレ?
とか思ったりしたけど優しいところもあるんだと思って小さく笑った。




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