for seven days
□AFTERday
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朝学校に行くと光と私が別れたという噂が回っていた。
この話を聞いて光を好きな子が何人喜んだんだろ。
きっとたくさん居すぎて収集つかないよね。
何もかもが元通りになっただけ。
光と関わる前は光と話さない日が当たり前だったのに。
でも自分の気持ちに気付いてしまった。
光が好き。
光と話したい。
でも…また山下なんて呼ばれたら…。
そう思ったらどうしても怖い。
目線は無意識に光を追ってしまう。
光の取り巻きの女の子までにも嫉妬する。
光の隣は私の場所だったんだよ…？
「なあ、財前君。山下さんと別れたって本間なん？」
「あー！うちも気になっとったんよ。どうなん？財前君」
「…本間やで」
光の一言に頭が痛くなった。
私は何を期待してたんだろう。
光が私を好きだって言ったから？
結局は光の気持ちに甘えていただけ。
私からは何も行動を起こしてないじゃないか。
光を呼び出そうと思っても取り巻きのせいで上手くいかない。
女の子に囲まれてる光を見てられず、教室を飛び出す。
私は結局自分が傷付くのが怖いんだ。
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