小説

□はじめての気持ちsideヒロC
1ページ/1ページ

いつからだろう
彼をこんな風に見るようになったのは


『おはようございます。神谷さん』
『あぁ、小野くんおはよう』

今日も格好いいなぁ…

そう、俺はいつからか小野くんのことを格好いいと思うようになっていた。小野くんは色々な人からハンサムと言われているぐらいだから、普通の人より格好いいとは以前から思っていたけど、以前は小野の顔を見てもドキドキなんてしなかった。
最初は、後輩だし、年下だし、ましてや同性だし、そんなことないと思っていたけど、気づいてしまったんだ、小野くんのことが……好きだということに


『小野くん?何ニヤニヤしてるの?気持ち悪い』『何でもないですよ!!ってかキモかっこいいって言ってください!』

その証拠がこれだ

小野くんとしゃべると、こういう言い方しかできなくなる。よくツンデレだとか言われるけど、小野くんの前だと知らない間にそれが強くなってしまうらしい


本当の気持ちを伝えられたらどれだけ楽だろう、と考える時もあるけど、今はまだ、後輩だし、年下だしって思って言えないから

まだ気づかないでね…


言える時がきたら絶対言うから……
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ