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□怪我の功名
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サクラが髪の毛を洗い終わると、カカシも湯船から出た。

「先生、髪の毛洗ってあげる!」 
「え?」

サクラは元気よくそう言うと、戸惑うカカシにお構い無くイスに座るように促した。

「先生の銀髪、洗ってみたいんだもん。」
「んー、理由はよく解んないけど、じゃあお願い。」

サクラが何やら楽しそうなので、カカシは大人しくサクラに任せることにした。

「先生の髪の毛、サラサラね。」

シャワーでカカシの髪を濡らしながら、サクラが言う。

「そう?サクラの方がサラサラだよ。」

ありがと!と言いながら、サクラはシャンプーを泡立て、優しく丁寧に、洗っていく。

「気持ちいい〜。」
「ほんと?よかった!」

サクラの優しい手つきは、本当に気持ち良かった。人に髪の毛をあらってもらうという経験がないカカシにとって、新しい発見だった。

「はい、終わり!」

カカシがリンスはいいと言うので、シャンプーをシャワーで洗い流し、サクラはそう言った。
カカシはタオルでガシガシと髪を拭く。

「ありがと。じゃあ俺はサクラの体を洗ってあげる。」
「え!?」

カカシの思いもよらぬ提案に、サクラは狼狽した。

(体!?体洗ってもらうの!?)

サクラが色々考えている間にも、カカシはスポンジに石鹸を擦り付けて泡立てている。洗う気満々と言った感じだ。

「はい、こっち来て。」
「わっ。」

カカシはサクラの腕を掴んで引き寄せた。
後ろから手を伸ばして洗う。次第に泡がサクラの肌を覆っていった。左腕、首、右腕と順番に丁寧に洗う。背中もお腹も洗い、両脚、両足も綺麗に洗った。
残された部分を思い、サクラの顔が赤くなる。

「せんせ…あとは自分で…。」
「どうして?」

声で解る。カカシは、楽しんでいる。
サクラはカカシの問いに答えられなかった。
カカシは、スポンジを置くと、サクラの体に後ろからピタリとくっついた。

「あ…。」
「ん?」

カカシが耳に舌を這わせると、サクラは小さく鳴いた。その声に、カカシは一気に煽られる。

「そんな声出されたら…。ねぇ?」

カカシは、後ろからサクラの胸を揉み始めた。泡のせいでヌルヌルとした感覚がサクラを襲う。

「あっ…あんっ。」

サクラの嬌声が狭い浴室内に響く。いつもより音が籠もっているので、カカシのサドの部分のスイッチがすぐに入った。
指で胸の頂に刺激を加える。石鹸がローション代わりになり、いつもよりも強い快感にサクラが身を捩らせた。

「ああっあんっ!ダメだよ…あっ。」
「ヌルヌルするね。」

カカシがサクラの耳元で囁く。胸の頂を指で弾きながら、耳を舐め回した。

「ひやっ。あんっあんっ!」
「かわいー。」

カカシは暫く胸の頂を刺激すると、右手を段々サクラの下半身へと忍ばせ始めた。
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